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2021/09/20 16:35



当店のアクセサリーでもよく使っている素材の一つであるコットンパール。
私のコットンパールとの出会いは10年ほど前、デパートに入っている手芸屋で見かけたロングネックレスでした。
最初はアンティークな雰囲気に目を奪われ、手に取った時の軽さに衝撃を受けたことを覚えています。

コットンパールって?


コットンパールは綿を球体に圧縮してパール塗装したもの、いわゆる模造真珠(イミテーションパール)です。
軽さや独特の風合いが特徴です。

コットンパールの特徴について


【軽さ】
コットンパールの中身は圧縮した綿なので、とっても軽いのが特徴です。
当店で人気のビッグコットンパールネックレス(design by Muse Accessories®)で使用している大粒コットンパールは、重さ2グラム以下と1円玉2個よりも軽いです。
重いアクセサリーは肩が凝る・疲れるから苦手という方におすすめの素材です。

【独特の風合い】
コットンパールの表面には細かい凹凸があります。
これは綿の繊維によるもので、本真珠とは異なる独特な温かみのある質感を作りだしています。
ブラウスやワンピース等の上品スタイルだけでなくカジュアルな服装にも合わせやすく、コーデに上品な華やかさをプラスしてくれる魅力的なパーツです。

コットンパールの取り扱いについて


コットンパールの中身は綿なので、水に弱いと言われています。
表面をパール塗装しているので、汗や雨などの多少の水濡れは大丈夫です。
10年ほどコットンパールを使ったアクセサリーを使用していますが、綿が水分を含んで膨れあがる等のトラブルは今のところありません。
もし濡れてしまった場合は、乾いた柔らかい布で拭き取ってください。
お風呂やプール等は外してくださいませ。
圧縮していると言っても綿なので、尖った物が当たったり強い力が加わると傷ついたり変形することもありますのでご注意ください。

結婚式に着けても大丈夫?


「結婚式に着けても大丈夫ですか?」とご質問をいただくことがあります。
服装のTPOが一番問われるのが冠婚葬祭ではないかと思っています。
コットンパールもイミテーションパールの一つですが、他と比べて本真珠との風合いが大きく異なります。
保守的な地域に住んでいることや親世代の年齢ということもあり、私自身は結婚式には着けていかないと思います。
カジュアルなパーティや二次会は、コットンパールのアクセサリーもいいかもしれませんね。
招待者である花嫁・花婿様の考えやお二人との関係性、会場の雰囲気などを考慮してお選びください。

当店のこだわり


当店で使用しているコットンパールは、すべて正規品の国産「SHINKO Cotton pearl」です。
アクセサリー制作を始めた頃は、コットンパールに正規品があるということを知らずどこで買っても一緒だと思っていました。
制作していて気になったのは、購入したお店によっていびつな形があったり穴が貫通していなかったり、そして艶にも差があること。
調べたら艶・形ともにきれいなコットンパールは、国産の正規品と言われるものでした。
ちょっとしたことが安っぽさにつながります。
海外製の方が安価なのですが、大人の女性が身に着けるアクセサリーに使う素材なので艶・形ともにきれいな日本製の正規品にこだわって仕入れています。


10年前にコットンパールと出合った時に感じた不安が劣化でした。
教室のサンプルは見やすいように飾っているので、アクセサリーにとって良い環境とは言えません。
(ジュエリーボックスやチャック袋に収納されることをおすすめしています。)
チェーン等金属パーツは変色が見られるのですが、コットンパールは目立った劣化はないので杞憂だったようです。


prunelle|大人の品格アクセサリー

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